長篠合戦図屏風を展示
- 開催期間
- 7月28日まで
終了しました
犬山城白帝文庫では先日、犬山市有形文化財の指定を受けました「長篠合戦図屏風」を7月28日(火)まで犬山市文化史料館にて展示をしています。長篠合戦は天正3年(1575)5月、三河設楽原で織田信長・徳川家康連合軍が武田勝頼軍を破った合戦で、連合軍が馬防柵を構え大量の鉄砲を使用したことでも有名です。本屏風は信長・秀吉・家康といった有名な武将が描かれていますが、その中に犬山城主成瀬家初代正成の父である正一も描かれています。屏風の第四扇目を縦に流れる連吾川に沿うように連合軍の鉄砲隊が配置され、正一はその傍らを鉢巻姿で見守るように描かれています。成瀬氏歴代の事跡を記した『成瀬氏世譜国字伝』によると、この合戦で正一は家康の使番を務め、以前甲州にいたことがあり武田方の旗指物が分かることから、大久保忠世隊の備えに加わったとの記述があります。この機会に是非、ご覧ください。