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本日の犬山城

更新日
2009年6月20日

犬山でも梅雨入りしてから、くもりや雨といった天気が続いています。木々の緑が深くなってきて、犬山城一帯でも草木が勢いよく生い茂っています。さて、本年3月に本町通りの電線地中化が完了し、これまでよりはスッキリと城下町の中から天守がよく見えるようになりました。町の中から眺める犬山城もオススメです!

犬山城白帝文庫では、この度「長篠合戦図屏風」「小牧・長久手合戦図屏風」「菊桐蒔絵風呂道具」が犬山市有形文化財に指定されました。このことを記念して「小牧・長久手合戦図屏風」を7月7日(火)まで犬山市文化史料館にて展示をしています。天正12年(1584)、小牧・長久手合戦は天下の覇権をかけて羽柴(豊臣)秀吉と徳川家康・織田信雄連合軍が尾張から伊勢方面で対決しました。この合戦は3月から11月の講和まで続きますが、屏風は4月9日の長久手方面における合戦を描いたものです。中でも特に注目したいのが、犬山城主成瀬家初代 正成が二カ所(白馬に乗り出陣する姿と敵の首を挙げている姿)に描かれていることです。この時、正成は17歳で初陣。徳川家康の小姓を務めていましたが、敵陣に攻め込み首を二つ挙げる功績を残したと伝えられています。是非、この機会にご覧下さい。